第3回キラク川柳大賞&団体賞授賞式

第3回キラク川柳「キラク大賞」に見事輝いた、須山様がお勤めの介護老人保健施設ソレイユカーマ様にお伺いしました。
ペリー来航の浦賀、川間地区にあるソレイユカーマ様の建物からは、キレイな緑と海が見渡せます。
私たちスタッフがお伺いすると、事務長の前原様、介護部長の山口様が笑顔で出迎えてくださいました。

介護老人保健施設ソレイユカーマ様は、キラク大賞を受賞された須山様をはじめ、職員の方から大変多くのご応募をいただき、偶然にも団体賞も受賞されました。ご利用者からも盛大な拍手が起こり、なごやかに授賞式をさせていただきました。

須山様は、実は介護職につかれて半年。
日々、介護の仕事に邁進されています。そんな中、担当されているあるご利用者の事を想い作ったのが、この川柳だそうです。
そのご利用者は、失語症という障がいを背負っておられ、言いたいことを思うように言葉にできません。伝えたいことを伝えられないその辛い苦しみから、なげやりになってしまわれるそうです。
その方が時折、須山様の手にやさしく触れられるそうです。手を握って、なにかを訴えようとされているのです。須山様は、そんな出来事を想いながら、『言葉では 伝えきれずに 手を握る』というすばらしい川柳を詠んでくださいました。
介護をされ、ご利用者とのふれあいの中で生まれる川柳。深い味わいがあり、こころにぐっと染みわたります。詠むとその情景がふと思い起こされ、不思議とその作品に引き込まれます。現場で生まれる川柳は、たとえ使う言葉は簡単であっても、人を惹きつける何かがあるのだと、改めて感じさせられました。

須山さん、キラク大賞の受賞、
本当におめでとうございました!

また、職員の方々からたくさんの応募をいただき、ソレイユカーマ様は「団体賞」も受賞されました。おめでとうございます!山口様が、キラク川柳の募集チラシを見られ、積極的に職員の方に応募を呼びかけてくださいました。
ここで、ソレイユカーマ様から頂いた川柳をいくつかご紹介させていただきます♪

○亡き母と あそぶが如き 我が暮らし
ペンネーム ビッグママ
○ゆっくりと 楽しく食べて ごえんなし
ペンネーム みっちゃん
○人生の 大先輩に 日々学ぶ
ペンネーム ドクロちゃん
○紅つけて ひなだんかざる 笑顔さく
ペンネーム 海女

どれも、こころがほんわかあたたまる川柳ですね。次回はぜひ、ご利用者の方にも川柳作りにご参加いただきご応募くださいね。
川柳を通じて、もっとたくさんの笑顔が生まれることを願っています。

爽やかな海風が吹く、豊かな自然に囲まれた環境。

皆さまより祝福の拍手。パチパチパチ!

キラク大賞の賞状を手に、須山様

団体賞の賞状を手に事務長の前原様。

部長の山口様と須山様のツーショット。おめでとうございました!

ソレイユーマ様、キラク川柳団体賞の受賞、
本当におめでとうございました!