運営事務局の一句

一句

詠み手

先日39歳(今年40歳)にして次男坊が誕生しました。帝王切開での出産だったのでお母さんよりも先に看護婦さんが私に赤ちゃんを抱かせてくれました。
長男はまだ2歳なので、赤ちゃんを抱きなれているつもりでしたが、出産直後の赤ちゃんの軽さにびっくり。その軽さは私がずっとこの子を守ってあげなければという強い責任感を抱かせたのと同時に、この子が大学を卒業する時私は62歳。その頃たぶん働いておらず守るどころか守られているのではという畏怖の念を抱かせるのに充分なものでした。が、よろめいてる場合ではありません。

今回の震災で多くの方が亡くなられました。こんな時こそ若い生命が希望を持って成長出来るような日本を我々現役世代が創っていかなければなりません。震災の10日後に生まれた我が子を立派に育て上げることがその為の最低限の務めなのかと思います。そのあかつきには顔にいいシワできたおじいちゃんになって老人ホームでのんびり暮らせたらなぁなんていまから考えてる今日この頃なのです。

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