運営事務局の一句

vol.40

遠き日の 思い出今も 鮮やかに

詠み手

 介護現場をもっと理解するため、デイサービスで実習をさせていただいた時のこと。利用者さんに寄り添って声を掛けたり、逆に利用者さんがご自分の話を聞かせて下さいました。

 その中で印象に残ったのは、青春時代の想い出を話して下さるご利用者さんのこと。その記憶は鮮明で、まるで最近の出来事のように軽やかにお話をされていました。童心に返ったような愛らしい表情がとても印象的で、聞いている私まで和やかな気持ちになりました。


ソフトテニスの試合宣誓シーン。
土日はよく試合に出ています!

 歳を重ねても、人生の中で楽しかった想い出や、幸せだった時間は、鮮やかにその人の心の中に生き続けているということを実感しました。

 そのご利用者さんの姿と、祖母や両親の将来を重ね合わせ、想い出のひとつとして家族と過ごした時間を語ってもらえるよう、孝行していきたいと思った私でした。

 最後に、右の写真は私の趣味であるソフトテニスの大会の時のもの。青春時代、そして社会人の今も続けていて、頻繁に大会にも出ています。私が年老いた時に熱く語るのはこのソフトテニスのことでしょうか・・・(笑)

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