運営事務局の一句

vol.71

子のように戻りし祖母の可愛さよ

詠み手 キラク川柳の部屋
運営事務局
北口 美香

足腰しっかりしていた祖母も、年々老いには勝てず、腰も曲がり、歩くのもおぼつかなくなってきました。先日、一緒に食事をする機会があり“あぁ~なんだか1歳の息子と似ているなぁ”と不覚にも思ってしまいました。(祖母にとっては、そのように思われるのはとても嫌な事だと思いますが、、苦笑)

息子とは歩くスピードが同じだし、一方的にしゃべり続けるし、食べる時もナイフでワッフルを挿して口に運んだりする…(笑)その光景を見ていると、なんだか祖母の事がとっても可愛く思えてきました! 年々頑固になっているため、長い時間一緒にいると正直いじましく思う時もありますが、だんだん生まれた姿に戻っているのだな、我慢せずに自由でいいことだ、と考えるようにしています。

キラク介護川柳で事務局の一句を詠むことが、私にとって祖母への想いを再確認する作業になっていて、また、親や自分も迎える老いについて考えるいい機会になっています。また来年も、再来年も、こんな風に大好きな祖母について詠めたらいいな、そして、もっとおばあちゃん孝行(口だけではなくて実行)しなきゃな、と改めて感じています。

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