It's My Style

1962年、大阪に生まれる。「’82ミスインターナショナル準日本代表」などの栄冠に輝き、モデルやTVのアシスタントとして活躍。1984年に交通事故で頸椎を骨折し、下半身にハンディを負う。車椅子陸上競技世界大会では金メダルを獲得。2004年アテネパラリンピック射撃日本代表。良き理解者でもある夫、伸行氏との関わりは介護者と被介護者の理想的スタイルの1つとも言える。現在は執筆や講演、NHK障害福祉賞審査員など、ハンディをものともせず生き生きと活躍する彼女に様々な人々がエールを送っている。

やりたい時がはじめどき

〝運気〟は確かに有ると思う。怪しい占いの話しではありません。いくら努力しても、どうにも上手く行かない時もあれば、アレよ、と言う間にとんとん拍子に事が運ぶこともある。それがきっと運気というものだろう。
ただ、ずっとツイているひともいないし、ずっと運に見放されている人もいない。
全く運が向いていないなと思うときには、「今は充電期間なのだ、アレコレ画策しないで出来ることに集中して、流れが向いてくる時を待とう」と、鷹揚に構えたほうがいい。
落ち込まずに淡々と受け入れることは、忍耐が要るが決して無駄なことではないと思う。
流れが向いてきたときに、それまでの忍耐や努力が、やりたいことの裏付けになるし、自分にとっての“大きな力”となって後押ししてくれる。これは、どこにも売っていないし、誰も真似ができない、自分だけの財産だ。
そして、せっかくのチャンスが訪れた時には、慎重すぎるのも良くないと思う。大事なことは、挑戦する勇気をもつこと。他人の言葉に耳を傾ける柔軟性も時に必要だが、直観を信じて自分で決断することだ。
〝私の人生は自分が判断して切り拓いていくのだ〟という気概をもつ事、これこそが人生の醍醐味ではないだろうか。
「あの時、こうしていれば」と、後悔することもあるが、それもあまり意味がないこと。
「もしも~」の仮定は、たいてい成功の空想へと置き換えられるからだ。現実に下した判断の結果、失敗も引き受ける覚悟を持つこと、それが大人だ。どちらに転んでも、自分を成長させてくれるはず。
有りもしない過去への空想よりも、未来に目を向けたい。いくつになっても遅くはない。言い訳をする自分とは決別して、“男前の女性になるぞ”と決心する私でした。