vol.121
キラク川柳の部屋
運営事務局
立花 由佳
私の94歳の祖母は施設に入所していました。高齢ということもあり、食が細くなり、だんだん目も開かなくなってきていました。そんななか祖母に寄り添えるものは何かと考えた時に、真っ先に浮かんだのがキラクのコンフォートウエア(高齢者ウエア)でした。直接肌に触れるものだからこそ一番近くで寄り添い、心地よさや安らぎを感じてもらいたい、そう願いながら昨年の敬老の日のプレゼントとして贈りました。
コンフォートウエアに触れると、ふとした瞬間に祖母のことを思い出します。元気だった頃に一緒に過ごした時間はもちろんのこと、私の子どもに眉をひそめながら語りかけてくれたこと、施設に面会に行った時に若かりし頃の良い思い出を意気揚々と語ってくれたこと、色々な思い出が蘇ります。
祖母に想いを馳せつつ、これからも介護する人、されるひとに寄り添えるウエアを追求していきたい、そんな想いを込めてこの句を詠みました。
祖母の家の壁にずっと飾られていた保育園の敬老会の写真です。
子ども心に、祖母が飾ってくれたのが嬉しかった記憶があります。
写真は随分色褪せていますが…祖父や祖母との思い出は色褪せることはありません^^